懐かしい思い出を回想して認知症予防!

認知症にも効果あり?回想法を知る

大切な記憶が力になる「回想法」を知る

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  • 「回想法」とは何か

    「回想法」とは何か

    回想法とは、昔使用していた生活用具や玩具、好きだった映画や音楽などを懐かしむことでその人本来の輝きを取り戻してもらう心理療法です。1960年代に提唱されたこの方法が、高齢化が進む今の日本において注目を集めるようになっています。回想法は、認知症だけでなく介護ケアや介護予防にも役立っており、病院や施設などでの導入も進んでいます。回想法によって多くの高齢者が活力を取り戻し、高齢者が高齢者を支えられる社会を今から作っていく必要があります。

  • 具体的な方法と取り入れ方

    具体的な方法と取り入れ方

    回想法を実践する場合、複数の参加者がいるグループ回想法と個人回想法のどちらかの方法で行われます。グループ回想法では、事前に参加者の基本情報を把握し、招待状などを用いて期待値を高めておきます。認知症と一般の人が混在していたとしても、進行を工夫すれば会は成立します。個人回想法では、グループ回想法よりも自由に話を進めていくことができます。家庭で回想法を実践する場合には、日常から適度に切り離された環境で行うと効果的です。

  • 介護職として回想法を実践する

    介護職として回想法を実践する

    回想法は認知症ケアや介護ケアにとても役立つ方法ですが、高齢者すべてが同じ方法で同じ反応を示すわけではないことをよく理解しておく必要があります。特に介護職として回想法に携わる場合には、民間資格などを利用するなどして正しい知識を身につけておかなければなりません。回想法を実施している介護施設での仕事を探すなら、介護業界の動向や施設の内部事情に詳しい「きらケア」や「ケア転職ナビ」などの転職サイトを活用しましょう。

回想法を詳しく学びたい人へ

正しい知識を持つ必要がある

正しい知識を持つ必要がある

介護職が回想法を実施する場合、正しい知識を身につけておく必要があります。特に注意すべきなのは、実施者の思い込みや偏見が入った自己流の回想法にしないことです。高齢者すべてが同じ価値観や感じ方をするわけではなく、昔のものを見たり聴いたりして懐かしいと思えるかどうかは個人差があります。介護職が回想法に関する正しい知識を身につけるのに役立つのが、「心療回想士」や「認知症ライフパートナー」などの民間資格です。

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